人生なんてわからぬことだらけで死んでしまう、それでいい。悩むが花/伊集院静
人生なんてわからぬことだらけで死んでしまう、それでいい。 悩むが花 (文春文庫)
- 作者: 伊集院静
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2017/04/07
- メディア: 文庫
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週刊文春で連載している人生相談をまとめた本。その第二弾です。
僕は人生相談本が好きでよく読みます。回答者によって優しかったり厳しかったり、個性があって面白いんですよね。
この本の作者は回答者の中ではかなり厳しいタイプ。突き放す回答が多いです。
古き良き日本の厳しい父親のようなイメージですね。
突き放して終わりというのもあれば、中にはしっかり回答していて、その指摘の鋭さにうなる時もあります。
質問に対してどう回答していくのかが予想しにくい。そこにこの本の面白さがあります。
ちなみに質問者の中に作家の道尾秀介の質問があります。
作者と仲がいいようで,彼に対する回答は文章では怒っていながら優しさを感じます。そこもチェックしてほしいです。