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テレビじゃいえない/ビートたけし

 

テレビじゃ言えない (小学館新書)

テレビじゃ言えない (小学館新書)

 

 2016年頃の政治・芸能のニュースを毒舌全開で批評している本。
TVで語るにはアウトになるであろう話がしっかり活字になっているので、非常に面白いです。
引き込まれるように一気に読んでしまいました。

 

ビートたけしの毒舌って、他の人の毒舌と違って後味が良く妙な心地よさがあります。
独自の視点や指摘の鋭さに加え、思わず感心してしまう共感とユーモアがあって、これらがバランスよく混ざっていているからだと思います。唯一無二の存在ですよね。


この本で『真実を報じるのがテレビというのは間違いで、真実をオブラートに包んでしまうのがテレビだ』という記述があり、印象に残っています。
TVをはじめメディアの最前線で活躍している人が、こういうことをズバッと言えるのがすごいですよね。


またこの本には近年亡くなった芸能人についてのエピソードが載ってます。
中でも高倉健さんとのエピソードは秀逸で、この本で語られている高倉健さんの人柄に思わず僕もファンになってしまいました。


おまけで、笑っていいとも最終回の表彰状、及び林家三平結婚式の祝辞の全文が載ってます。
これだけ読んでもこの本の価値がありますね。

 

ちなみに、この本は週間ポストの連載が元になっています。
この連載の中で、STAP細胞問題が長引いた理由を毒舌全開でぶった切ってたことがあったんですが、それがすごい面白かったんですよ。
ただこの本にはそれが載っていなかったのが残念でした。
さすがに過激すぎて本に載せれなかったと予想できますが、載せてほしかったな。