困難な結婚/内田樹
この本は、結婚に関する様々な質問に対して作者が回答するという形でまとめた、結婚についてのやや哲学的なエッセー集。
結婚に関して、日本の社会や文化と照らし合わせながら、よくよく考えてみると不思議だらけの『結婚』という制度の魅力について文章にしています。
特効薬のような回答ではないけれど、この本を読めば結婚に対してポジティブにそして気楽になるのではないかと思います。
僕の姉は結婚して夫婦共働きをしていますが、仕事から早く帰宅した方が食事を作るという決まりがあります。
これが結婚生活においてどのようにメリットになっているかが、この本でわかりました。
あと印象に残っているのは、この人と結婚していいか迷っているなら、一緒に海外旅行をするのがよいという話。
海外では想定外の出来事が必ず起きるので、その対応によってその人の人間性が見ることができるからという理由です。
なるほどなぁ~と思いましたね。
実はこの本は本屋で見かけたときにタイトルが妙に心に引っかかって、つい読んでみたという本なんです。
このタイトルをつけた時点で、作者の勝利ですね。
そもそもなぜ読んだのか?
だって、僕自身は結婚は当分先の話になりそうなのに。
いまだに不思議です・
でも読んで損はないですよ。
また時間をおいて再読してみたいです。